深田晃司が監督・脚本を務め、松たか子が主演する映画『ナギダイアリー』が、5月12日から開催される第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定。深田監督、主演の松、共演の石橋静河、松山ケンイチより喜びの声が届いた。併せて特報・ティザービジュアル・場面写真1点が解禁された。 本作は、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作『東京ノート』から着想を得て、深田監督自らオリジナル脚本を執筆。同作の精神を受け継ぎながらも「ナギ」(岡山県奈義町がモデル)を舞台に新たな物語を紡ぎ、2017年の企画立ち上げから9年の歳月を経て完成した。
ある喪失を胸に、自然豊かな町「ナギ」でひとり創作を続ける彫刻家の寄子(松)。ある日、東京と台湾で建築家として活躍する友梨(石橋)が彫刻のモデルを務めるため、数日間の休暇をとって寄子のもとを訪れる。若くして妻を亡くした寄子の幼なじみ・好浩(松山)、そして息子の春樹とその親友の圭太―人々との出会いが穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらし、それぞれが目を背けてきた過去と内面を浮かび上がらせていく。
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今年で79回目を迎える世界三大映画祭の最高峰、カンヌ国際映画祭。このたび、最高賞パルムドールを競う部門として最も注目が集まる「コンペティション部門」に、本作が正式出品されることが発表された。
同部門には毎年世界中の名匠たちが名を連ね、近年はパルムドールを受賞したショーン・ベイカー監督『ANORA アノーラ』、ジュスティーヌ・トリエ監督『落下の解剖学』、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』が、その後アカデミー賞(R)にも輝くなど大きな話題となっている。
この部門の対象賞は、最高賞のパルムドール、グランプリ、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞、審査員賞となる。深田監督は、2016年の『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞。その後も、20年に『本気のしるし〈劇場版〉』(オフィシャルセレクション)、25年に『恋愛裁判』(カンヌ・プレミア部門)が選出されており、本作で2年連続4度目のカンヌ正式出品にして、初のコンペティション部門選出という快挙を果たした。
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さらに本作は、主演の松たか子、共演の石橋静河、松山ケンイチら実力派キャスト陣にとっても、出演作が“初のカンヌ選出”という記念すべき作品となった。映画祭への出品発表を受け、深田晃司監督、主演の松たか子、共演の石橋静河、松山ケンイチらキャスト陣から喜びの声が寄せられた
松は「まだ、なんというか、実感がないのですが。でも、嬉しいです!」、石橋は「岡山県奈義町の美しい景色の中、皆で紡いだこの物語が世界中の人に届くと思うと、待ちきれません!」、松山は「深田監督は絶対に行くだろうと思っていました。おめでとうございます!」とコメント。
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深田監督は「『ナギダイアリー』の映画祭選出、光栄に思います。松たか子さん、石橋静河さん、松山ケンイチさん、川口和空さん、藤原聖さんら俳優たちの活き活きと生きる姿、手練れのスタッフによる上質な仕事の成果を世界中の人々に見てもらえることに、とてもわくわくしています」と言葉を寄せている。
また、本作の海外セールスを担当するのは、フランスの大手セールスカンパニーMK2。すでにフランスや台湾など12を超える国と地域での公開が決定。今回の発表を受け、各国での更なるセールス拡大も見込まれており、主要映画祭で高い評価を受けてきた深田監督と実力派キャストが織りなす最新作に、海外からも今年のカンヌの注目作として熱い視線が注がれている。
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特報では、「ちょっと美人すぎない?」と作品の前で言葉を交わす、彫刻家の寄子と、モデルを務める友梨の気心知れたやり取りが収められているほか、寄子の幼なじみ・好浩や自然豊かな風景も映し出されており、穏やかな空気から物語がどう展開していくのか期待が高まる映像となっている。
また、ティザービジュアルには、「知らなかった。私のこと、あなたのこと。」とメインコピーが添えられ、彫刻を制作している主人公の寄子と、彼女と向き合っている友梨、その背景にはナギでの日々を想起させる写真が重ねられている。この場所で、一体どのような人間ドラマが繰り広げられるのか想像が掻き立てられるビジュアルとなっている。
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映画『ナギダイアリー』は、9月25日より全国公開。
松、石橋、松山、深田監督のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■松たか子
『ナギダイアリー』が、海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変嬉しく思っております。現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています。ささやかな、ダイアリーではあるのですが…。まだ、なんというか、実感がないのですが。でも、嬉しいです!
■石橋静河
『ナギダイアリー』に友梨という役を通して参加できたこと、また今回カンヌという大舞台でお披露目ができることがとても嬉しいです!! 深田監督が描いた今回の物語は、さまざまな社会問題が散りばめられていて、それが何気ない会話に大きく深みを持たせているのだと思います。岡山県奈義町の美しい景色の中、皆で紡いだこの物語が世界中の人に届くと思うと、待ちきれません!
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■松山ケンイチ
深田監督は絶対に行くだろうと思っていました。おめでとうございます! この作品は岡山県奈義町で撮影されています。日本には奈義町をはじめ様々な地域に美しい景観や自然がありその地に住む方々も地域の美しさに呼応するように美しさを持っているように思います。奈義町でもそうだったように旅人のように訪れた僕たちも沢山心を動かしてもらいました。是非映画を通して日本の様々な地域の美しさを実際に訪れて体験していただきたいと思います。
■深田晃司監督
『ナギダイアリー』の映画祭選出、光栄に思います。松たか子さん、石橋静河さん、松山ケンイチさん、川口和空さん、藤原聖さんら俳優たちの活き活きと生きる姿、手練れのスタッフによる上質な仕事の成果を世界中の人々に見てもらえることに、とてもわくわくしています。私は映画祭をよく魚市場に例えます。そこには獲れたての新鮮な魚たち=映画たちが並び、自分の店にあった作品を探しに世界中から映画を愛する人たちが集まります。ご縁あって、岡山県奈義町産の映画は南フランスの港町の網に引っかかりました。山あいで獲れたこのちょっと珍しい魚を市場の棚に並べようと思った漁師たちの目利きに感謝しています。一方で当然ですが、映画の価値は映画祭のみでは計れません。網にかかった魚とうまいこと網をかいくぐった魚、どちらがより美味しいかなんて簡単に決めてかかれることではありません。ぜひ皆さんご自身で味わってお口に合うか確かめて頂ければ嬉しいです。最後に。この映画作りを長年にわたり支えてくださった奈義町の皆さんに最大級の感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。
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