1979年10月6日に封切られ、各映画賞を総ナメにした映画『太陽を盗んだ男』が4Kデジタルリマスターされ、10月16日より全国公開されることが決定。4Kデジタルリマスター化を記念し、「フィルムで完成した当時のオリジナルの再現を目指す」というコンセプトでリマスターされた本編映像を基にした、新たな予告映像が解禁された。 本作は、今からちょうど50年前の1976年に公開された映画監督デビュー作『青春の殺人者』で高い評価を受け、日本映画界の若き旗手と謳われた長谷川和彦が次作として類まれなる熱量を持って挑んだエンタテインメント大作であり、残念ながら1月に帰らぬ人となった長谷川監督の劇場2作目にして最後の長編監督作品。
市井の青年が原子爆弾を作り国家に対峙するという挑戦的なテーマ、現在では到底不可能であろう破天荒なゲリラ撮影の数々(坂下門前や国会議事堂に潜入しての撮影、公道でのカーチェイスシーン、日中のデパートから本当に偽札をバラまいて撮影など)、長谷川監督の妥協なきこだわりによる異例の長期撮影、時の大スター・沢田研二と俳優として脂が乗りまくっていた時期の名優・菅原文太の圧巻とも言える捨て身の熱演は、数々の逸話と共に一大センセーションを巻き起こした。
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公開から47年、時代を重ねていく中で存在感や評価が増し、現在でも名だたるクリエイターや俳優たちに支持される伝説的傑作が、初の国内2大修復ラボによる最新技術を結集し、このたび、4Kデジタルリマスター化される。
新予告は、原子爆弾を自作しようとする主人公の中学校教師・城戸誠役を演じた沢田研二による無気力の中に狂気がにじむスリリングさや、城戸を追う熱血刑事・山下満州男を演じた名優・菅原文太の圧倒的な存在感が光る、当時の強烈なエネルギーが伝わる迫力ある映像に仕上がっている。
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また、本作は現トライストーン・エンタテイメントの代表取締役会長であり、『新宿スワン』や『あずみ』など数々の映画を手掛けてきた山本又一朗が製作を指揮し、『セーラー服と機関銃』『台風クラブ』の相米慎二監督が助監督として、『CURE』『黒牢城』の黒沢清監督が制作スタッフとして参加するなど、スタッフ陣にも後の日本映画界を担うそうそうたる面々が名を連ねている。
47年ぶりに劇場公開するにあたり、山本は「『太陽を盗んだ男』は“懐かしさ”で片づけてほしくない。なぜ今やるのか――それは、この映画が放つ反骨とユーモア、そして狂暴なまでの熱量を、もう一度世に問う時代が来たからです。なぜ伝説なのか――危うさの手前で成立する奇跡、二度と同じ条件では作れない映画だから」と今この映画を公開する意義について言及。「どこか閉塞感のある現代にこそ、観終わった後、きっと世界が少し違って見えるはずです。スマホの小さな画面ではなく、暗闇の劇場でぜひ体感してほしい」と呼びかけた。
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リマスター化にあたっては、変更や追加などは行わず、最高品質でのオリジナルの再現を目指すというコンセプトの下、初の国内2大修復ラボ(IMAGICAエンタテインメントメディアサービス×TOHOアーカイブ)体制で、最新技術と精鋭スタッフたちの徹底したこだわりを集結させ作業を実施。本作の撮影監督であり、日本映画界のレジェンドカメラマンでもある鈴木達夫が徹底監修を行った。当時の熱量とともに鮮やかに再現される昭和の東京を、最新のデジタル上映で楽しみたい。
映画『太陽を盗んだ男/4Kデジタルリマスター』は、10月16日全国公開。
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山本又一朗のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■『太陽を盗んだ男』製作:山本又一朗
『太陽を盗んだ男』は“懐かしさ”で片づけてほしくない。なぜ今やるのか――それは、この映画が放つ反骨とユーモア、そして狂暴なまでの熱量を、もう一度世に問う時代が来たからです。なぜ伝説なのか――危うさの手前で成立する奇跡、二度と同じ条件では作れない映画だから。
公開から半世紀近くが経ち、「4K」として完璧な姿で蘇りました。あの頃、僕らがスクリーンに叩きつけた青臭くて強烈なエネルギーは、決して古びていない。どこか閉塞感のある現代にこそ、観終わった後、きっと世界が少し違って見えるはずです。スマホの小さな画面ではなく、暗闇の劇場でぜひ体感してほしい。
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